2011年12月31日
DOOMSHINE / The Piper At The Gates Of Doom

The Piper At The Gates Of Doom

 ドイツ産、メディック・ドゥーム・メタルなバンドだろうDOOMSHINEの2nd。ドゥームってところなので、ミドル〜スローなテンポで混沌としたマッタリなメタル。時折グッと来る瞬間はあるものの全体としては微妙か。【並盤】

 徹頭徹尾というか、最初から最後まで要するにドゥーム・メタル。この手はなかなか体験したことないので、どうも(汗)。NOUMENAみたいに曲によってはポップな曲調を混ぜたりしてくれると良かったんだけど、コダワリってことでしょうか・・・。

 メタルの中でも更に聴き手を絞ってるのかなぁ。SPIRITUAL BEGGARSや、GRAND MAGUSくらいならなんとか分かるのだけど、ここまでズッポリ来るのはダメっぽいわ。

 しかし、METALLICAの"Enter Sandman"に近いギター・リフを刻む"Rivers of January"はなかなか良いし、"The Crow Pilot"はバッキングのギターがノリの良いメロディを奏でていて好きだわ。また"The Crow Pilot"は終盤のギター・ソロがY&Tっぽくて素敵だったりもする。

 ん〜、でも好みの問題といえばそこまでだけど、もうちょっと印象に残る何かを提示して欲しかった。

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※サンプル
www.myspace.com/melodicdoomedmetalで本作収録の楽曲は無いものの、前作の楽曲が試聴できるようです。

22:22

2011年12月29日
KISSIN' DYNAMITE / Addicted To Metal

Addicted To Metal

 ドイツを活動拠点とする若手のメロディック・メタルなバンドだろうKISSIN' DYNAMITEの日本デビュー作となる2ndアルバム。どこか古臭くても心地よい懐かしさが微笑ましい、ノリのよい爽快メタル!【好盤】

 冒頭のアルバム・タイトル曲"Addicted To Metal"ではイマイチどんな方向性のバンドか掴みにくかったけど。なぜかウド・ダークシュナイダー(元ACCEPTUDO, Vo.)が参加してるし(汗)って思ってたのはその時だけだった・・・。

 そんな迷いも次の"Run For Your Life"の、それもコーラス部を聴いて吹き飛んだ!ボーカルの声がジョン・ボン・ジョヴィ(BON JOVI, Vo.)に似ているってのは特段関係ないとは思うけど、掴みどころが巧過ぎだろ!「らん!らん!らんふぉー、ゆぁ、ら〜いふ!」って拳を握り締めガッツポーヅ決めつつ歌いたくなるじゃないの!これに追い討ちかける"Supersonic Killer"もノリノリで「きぃらぁぁぁぁぁっ!」ってね♪

 やべぇ、楽しすぎるってばよ!

 カヴァーの選曲も狙いすぎなんだわ。DAMN YANKEESの"High Enough"のほぼ完全コピーなんだけど、これも見事!前半のトドメって位置になるのかな。

 本作の代表曲の一つだと思われ、ジワジワと、そして急激に盛り上がる"Hysteria"、ちょっとSAINT DEAMON的な"All Against All"等、名曲が目白押しだ。ただ、前半〜中盤に比べると後半はその勢いが落ち着いてきてしまい物足りなさを感じてしまったけど、それでもなかなかの逸品。

 基本はFAIR WARNINGに通じるメロディック・メタルなんだけど、要所要所で正統派メタル的なアレンジも的確に光ってる。聴き手をグッと引き寄せる巧みさを既に持ち合わせている彼らの将来に、マヂに期待したい。

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※サンプル
www.myspace.com/kissindynamiterocksで試聴できるようです。

01:38

2011年12月24日
HALFORD / Made Of Metal

The Unforgiving

 ヘヴィ・メタル界の生き神であるロブ・ハルフォードのソロ・プロジェクトであるHALFORDの3枚目となるアルバム。今ではもう何をやりたいのか不明瞭なJUDAS PRIESTよりは分かりやすい正統派メタルをやってくれて嬉しいんだけど・・・なんだかイマイチ。【並盤】

 「これがヘヴィ・メタルなんだよ」って、所謂そういう気持ちがこもっただろう"Undisputed"、そしてそれに続く"Fire And Ice"も然り。還暦を迎えた御老体がコレほどまでに厚く重く響き渡る歌声には、やはり痺れる!

 こういった楽曲は本来はJUDAS PRIESTでやってほしいんだけどなぁ・・・って、そう思わずにいられないのだけど、しかし、グレン・ティプトンKK・ダウニングのコンビが醸し出す濃厚なギター・プレイに比べるとロイ・Z(Gt.)のプレイはなんだか淡々としてて冷めてるよなって思えててしまってね。とか思いつつも"Twenty-Five Years"のツイン・ギターのハーモニーはなかなか秀逸。

 それでも、印象的なギター・リフがあまり無いなって思うし、コーラス部ももう一つ盛り上がりに欠けるわけ。しかし、最後に"Painkiller"に相当しそうな"The Mower"には鋼鉄神の真髄を聴かせて頂きました!

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※サンプル
www.myspace.com/robhalfordで試聴できるようです。

※関連記事
JUDAS PRIEST / Nostradamus

16:55

2011年11月14日
SCAR SYMMETRY / The Unseen Empire

The Unforgiving

 スウェーデンのメロディック・デス・メタルなバンドだろう、SCAR SYMMETRYの5枚目となるアルバム。スインVo.体制となって第二段だけど、まぁまぁって具合かも。【並版】

 1曲目"The Anomaly"はスピード感に爽快なメロディが押し寄せてくる心地よい1曲で本作にお於ける第一印象としては極上と思いたい・・・ところだったのだけど、前作でも若干ながら不満はあったものの本作ではもやはり。前作では気にならなかっただけかもしれないけど、本作での普通声担当のVo.の声が鼻声がかっていてキモいわけ(汗)コーラス部はイイのだけど、それ以外では痛い。

 基本的には今までの音楽性を更に精錬させたメリハリの効いたスカッとする音楽性。デス・グロウルも残虐性というよりは激しさを強調し、普通声の甘さを際立てるための存在という気がしないでもない。

 ただし、毎度のことみたいだけど、ヴァース〜ブリッジまでは猪突猛進って感じの攻撃性を奏でつつも、コーラス部でリズム・チェンジしてマッタリ・・・というワンパターンな展開に頼り過ぎじゃ後半は持たないわ。メロディはセンス良くて充実しているだけに勿体無い。

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※サンプル
www.myspace.com/scarsymmetryで試聴できるようです。

※関連記事
SCAR SYMMETRY / Dark Matter Demensions

00:20

2011年11月3日
WITHIN TEMPTATION / The Unforgiving

The Unforgiving

 もはやオランダと代表するのではないかとも思いたくなる、シャロン・デン・アデル嬢を擁するシンフォニック・ゴシック・メタルなバンドだろうWITHIN TEMPTATION。本作はその5枚目となるアルバム。カヴァー・アートワークが安っぽくて不安だったけど、なんてこたぁない、しっかりした名盤だよ!【好盤】

 "Shot In The Dark"という曲名で、もしかしたらいきなりカヴァー曲ですか!?って思った人は多かったりして(汗)。いやいや、完全にオリジナルでしたわ。いきなり彼ららしいドラマティックな展開にこの曲でウットリしちゃったよ。

 方向性としては前作の流れを汲むと思うのだけど、本作はよりキレ味を鋭くしたような感触だ。"In The Middle Of The Night"なんてその最たるもので、キリキリするような尖ったシャロン嬢の声がちょっと痛々しいけど、これがなかなかどうしてゾクッっとさせてくれるんだ♪

 ただ、ちょっとメタルという範疇に収まりきれない楽曲もチラホラ。極端過ぎる表現をするならば、かの名作映画「FLASHDANCE」(Irene Cara)の主題歌的な雰囲気を感じさせる要素もある気がしないわけでもないんだ。もはやドラマティックな表現でWITHIN TEMPTATIONに適うバンドはいないんじゃないか!?って思いたくなるほと起伏に富んだ素晴らしい楽曲の展開に惚れ惚れする。

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※関連記事
WITHIN TEMPTATION / The Heart of Everything

22:45